UTUWAのブログ

笑いとふざけと、時々、まじめ。

試験で失敗して落ち込むきみへ

試験に失敗して、落ち込んでいるきみを叱咤激励しようと思う。

厳しいことばも並ぶので、

まだ傷が癒えず、優しさを求める人は以下を読まずに、

こっちのラジオを聞いてほしい(本質的な部分は同じだけどね)。

 

 

 

本番にかける思いが強かった人ほど、

いまだに自分の失敗を受け止められていないかもしれない。

 

でも、これが現実。

今さら泣こうが喚(わめ)こうが手遅れだ。

その結果は、揺らがない。

 

 

ところが面白いことに、

ただ1つの結果に対して、原因は複数存在する。

もっと正確に言えば、

原因は「いくつでも設定できる」。

 

 

試験で失敗した。これが結果。ただ1つ。変わらない。

では、原因は?

体調が万全じゃなかったから、隣のやつがうるさかったから、自分と相性の悪い問題ばかり出たから…。

受験勉強を始めるのが遅かったから、部活ばっかりやってたから、もともと頭が悪いから…。

 

きみが望むだけ、望んだとおりに原因を生み出せるわけだ。

 

 

この「望んだとおりに」というのがポイントで、

まさにここで、きみの真価が問われる。

おおざっぱに言えば、

自分のせいにするのか、他のせいにするのか、そのどちらかだ。

 

この答えは一見明らかなようで、どちらがいいとも言えない難しさをはらむのだが、

いずれにせよ、

今の自分(あるいは自分を取り巻く環境)を変えない限りは、

これから先も同じような(決して望むことのない)結果にたどり着くことになる。

 

 

人は結果が出ないとき、

辛さや悲しみ、不安や怒りなど、負のエネルギーを量産する。

泣いたり忘れたりして気分転換しても、

心のモヤモヤが消えないことも多い。

 

 

なぜ負のエネルギーはすぐに消えてくれないのか。

それは、

「現状ではうまくいかない。変えろ。変われ。」

というもう1人の自分からのメッセージ、

そのメッセージをきみに届けたいからなんだと思う。

 

 

そのメッセージを、

歯を食いしばりながらも真摯に受け止め、

自他を「変化」する・させるためのエネルギーに変換するのか。

あるいは、

負のエネルギーをもっぱら、自分や他者に対する攻撃(人格否定)に消費して、

抜け殻のように無力になった自分で、一歩も動けずそこにとどまるのか。

 

 

 

先ほど、「結果は1つ」だと書いたけれど、

「結果をどう捉えるか」は事後的に変えることができる。

しかもそれは、結果を覆すのとほぼ同じ力を持つ。いや、それ以上か。

解釈を変えられるのは、現状を変えた未来のきみだけだ。

 

 

今回の結果は、

 

人生を成功へと導いた尊いきっかけだったのか。

それとも。

いつまでも引きずり続ける心の枷(かせ)をはめられた瞬間なのか。

 

 

 

すべては今のきみから始まる。

いや、

今のきみからしか始まらない。

 

人生の1回戦が終わっただけ。もう次の戦いは始まっている。

 

さて、きみは今からどうする?