UTUWAのブログ

笑いとふざけと、時々、まじめ。

その気ロウソク

固まっていない卵、溶けていないチーズ、ウニとほかの魚卵系、

アボカド以外の緑のモノ全般、黄身と白身が完璧に混ざっていない卵、、、あとリンゴ。

 

 

姉の嫌いなものはほとんど把握しているつもりでしたが、

辛い物もあったということを、先日当人のブログで知りました。

 

 

こんばんは、満里奈です。

 

 

 

 

 

 

 

「やる気スイッチ」って言葉よく聞きませんか。

 

お子さんのスイッチに期待している人、

結構いるんじゃないのかなぁ。

 

 

 

 

 

 

そんな方へ、伝えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やる気スイッチなんて、ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少なくとも、

 

いきなり、やる気スイッチが入ることなんてない。

だから第一段階に、「やる気スイッチ」をもってきてはいけない。

 

 

私は、そう思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その代わり、第一段階に期待すべきは、

 

「その気ロウソク」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よ~し!やるぞぉぉぉぉ!

みたいなやる気じゃなく、

 

 

なにかをきっかけに、ちょっとのせられて

ちょっとやってみるか~ くらいの、その気。

 

 

 

 

そして、

一気に、全開‼ON‼ というスイッチではなく、

 

じんわ~りと弱~くて

ちょっとのことでゆらゆら~っと揺らいで、

いつ消えてもおかしくないような、ロウソクの炎。

 

 

 

「その気ロウソク」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回この話をしたのは、

「その気ロウソク」という考え方を伝えることで、

 

ちょっとでも多くの人に、何か気づいてもらえたらと思ったからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スイッチとロウソクを、それぞれ思い浮かべてください。

 

次に、扱い方を考えてみましょう。

 

 

 

どうですか?

全然異なりませんか?

 

 

 

 

真っ暗闇にいるとして

懐中時計のスイッチをONにした。

 

 

ピカッ!っと点灯したあと、

そのライトが切れてしまうんじゃないかなんて

心配しないと思うんです。

 

 

 

 

では、ロウソクだったらどうですか?

 

 

 

暗闇の中、マッチを擦って得たロウソクの炎。

いつ消えるか不安になったりしませんか?

 

消えないように周りを優しく覆ったり、

風などの刺激を与えないように、守ろうとしたり、工夫したり、

 

大事に大事に、育てようとしませんか?

 

 

 

 

 

子どもたちのスタートは、

スイッチのようにしっかりカッチリはまるものではありません。

 

 

ロウソクの炎のように、とても繊細なものです。

 

 

 

 

だからその炎に、ちょっとでも刺激が伝わると

いとも簡単に消えてしまうのです。

 

 

 

 

 

 

 

昔、親子間のやりとりで、こんな会話を聞いたことがあります。

 

 

 

 

母:「最近机によく座ってるじゃない」

子:「うん!数学頑張ってる!」

母:「英語は?」

 

 

 

 

 

 

シュッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロウソクに灯り始めた小さな炎が、瞬殺される瞬間。

それが見えたのは、私だけではないはず。

 

 

 

 

 

この親子が、そのあとどんな会話を繰り広げたか…

簡単に想像できますよね。

 

 

おそらく、この会話にだけ、ではなく

ふたりの関係にも大きな亀裂が入ってしまった。

 

私には、そんな風に見えました。

 

この子は、今後、母親に勉強の話をしなくなるのだろうな、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、あのとき母親は、なんと言うべきだったのか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちの中に、新たに芽生えた気持ちを、

 

 

「その気ロウソク」だと思えば…

その危うい炎を、絶やさず大事にしたいと思う気持ちがあれば…

 

 

 

きっと答えは見えてくるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

センター試験が行われたことで、

高2はもちろん、高1も刺激を受けたのか、

 

少しずつみんな変わり始めています。

 

 

 

 

 

 

 

親御さんから子どもたちへ、

特別な言葉をかけてほしいとは思いません。

 

ただ、

 

みんなにふと灯った炎は、

ロウソクの炎のように、

まだまだとても危ういものだということ。

 

そして、

私たちはその炎を

 

親御さんと一緒に

大事に大事に育てていきたいのだということ。

 

 

それを知っていただけたら、うれしいなと思っています。