30ポイントの友人
先日、友人の2歳の息子と一緒に遊ぶ機会があった。
彼との時間は、刺激的でとても有意義だった。
好奇心について、思考パターンについて、
集中力について、コミュニケーションについて、
記憶について、計画性について、想像力について…。
彼の行動や発言を観察していると、
本当にたくさんのことを教えてもらった。
小さな子どものように、
自分とは“異質な”他者から、学ぶことは難しくない。
しかし、自分と同世代の人たち、
あるいは自分よりも“下”だと思っている人たち、
自分が好かない人たちから、
同じように学ぶことができるだろうか?
プライドが邪魔をしたり、
はなからその人から学ぶ気がなかったりで、
なかなか難しいんじゃないだろうか。
でも、その考えは2つの意味で間違っている。
1つは、他者は本質的に誰もが“異質だ”ということ。
たとえ学校や学年、部活、趣味、好きな人…が同じでも、
全くちがう生命体だと考えた方がいい。
(近いうちにこのことについて記事を書こうと思っている。)
そりゃそうだ。
違う遺伝子を持ち、違う親と違う環境に育てられたのだから、
同じように見えても、実はあなたと赤ん坊くらい違うのだ。
ということは、自分以外のすべての人は、
誰であれ自分とは異なる視点を持っているので、
誰もが“先生”と言える。
もう1つは、目的をはき違えているということ。
たとえば、あなたがゲームで50ポイントを取った、
でも、目標は80ポイントだったので悔しがっているとする。
そこへ30ポイントだった友人がやってきて、
あなたのプレイを見て、
そこはもっとこうしたほうがいいんじゃない?
とアドバイスをくれた。
あなたはその助言が、素直に心に入ってくるか?
おそらくほとんどの人が首を横に振ると思う。
しかし、あなたの目的は何だろう?
僕はお前よりポイントがいいんだと主張することか。
今回の失敗の言い訳で覆い隠すことか。
違うよね。
目標ポイントに達することだ。
だったら、
自分を成長させそうなものすべてを
吸収したほうがいいはずだ。
学べることの数の違いはあれど、
そこに相手が誰であるかは関係ない。
自分を成長させるきっかけなんてものは、
石ころみたいに、そこらじゅうに転がっている。
要は自分自身の心構えなのだ。
あなたの心構え1つで、
世界はいかようにも姿を変える。しかも一瞬で。
できればあなたには、
石をいとも簡単に、拾い上げられる人になってほしい。
センター試験が終わった。
どんな結果が待ち受けているか分からないけど、
いずれにせよ、
大切なのは“次”につなげることだ。
自分を成長させること。
その目的を忘れずに、
あなたのこれからと向きあってほしい。
微力ながらそのお手伝いをしよう。
(投稿が10分ほど遅れてしまい誠に申し訳ありませんでした。仲間にばれると罰ゲーム確定なので、こっそり謝罪致します。ブログを楽しみにしてくださっている方、お待たせしました。)