UTUWAのブログ

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今日生まれた「差」を正確にはかれるか ~己との約束の重み~(岡本)

今日は茗溪の文化祭。

ほんの一握りだけど、文化祭のあとに

疲れた身体に鞭打って、勉強しに来た子たちがいる。

 

岡本は別に、文化祭の日も勉強しろとは言わない。

祭りのあとの余韻に仲間とともにひたる時間なんてのは一生の思い出になりうるし、

全力でその時間を楽しんでほしいと思っている。

それに、ヘトヘトになって自習しに来ても、

普段の学習のクオリティは期待できない。

 

それでも、岡本が彼(女)らを称賛したいのは、

彼(女)たちが、自分との約束を守ったことだ。それに尽きる。

 

「明日頑張ればいいじゃない」という甘いささやきが、

今にも閉じんとする眼の裏から、おそらく聞こえてきたはずだ。

その誘惑に耳をふさぎ、己との約束を果たした意味は、

今日学んだ内容なんて比にならないほど、大きい。

 

年を重ねるにつれ、

コツコツ継続することがどれほど重要で、

そして、それがどれほど大変であるかを実感する。

「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だ」

というイチローの言葉はあまりに有名だが、

途方もない目標を達成する人間はみな、

例外なく「コツコツ」を繰り返し、積み重ねている。

 

(決して簡単ではないけれど、)

何事もない日常のなかで継続することは難しいことではない。

己が試されるのは、彼(女)らにとっての今日のような「苦境」においてだ。

脳裏をかすめるたくさんのもっともな言い訳たち、

それらに流されず、「コツコツ」を継続することができるのは、

「約束」の重みを知る者たちなんだと思う。

 

 

今日、自習しに来ると言ったのに来なかった子もいる。

もちろん、色んな事情が想像できるし、

岡本は彼(女)らを責めるつもりは毛頭ない。

しかし、

宣言通り勉強に来た子たちとの間に、今日生まれた差は、

「数時間の勉強で得られる知識」ではないことは最低でも自覚すべきだ。

さもなくば、いつの間にやら彼(女)らに、

とんでもない差をつけられることになるだろう。

 

 

「約束」を大事にできる人間は、本当に強い。